永代供養とは、寺院や霊園が遺族に代わって遺骨の管理と供養を行う方法です。
近年では承継者がいない方だけでなく、子どもに負担をかけたくないという理由で選ばれる方も増えています。永代供養を選んだ場合、納骨後はどうなるのでしょうか。
この記事では、永代供養をするとその後どうなるのか、納骨後の流れやメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
永代供養をするとどうなる?納骨後の流れ
永代供養を選んだ場合、納骨後はどのような流れになるのでしょうか。ここでは、申込みから納骨、その後の管理・供養までの基本的な流れと、お墓参りや法要の扱いについて解説します。
納骨から供養までの基本的な流れ
永代供養の基本的な流れは、まず寺院や霊園と契約を結び、納骨を行います。その後は寺院や霊園が遺骨の管理と供養を継続的に行い、定期的な供養は寺院側が執り行ってくれるため、安心して故人を弔うことができます。
お墓参りや法要・法事はどうなる?
永代供養をした場合でも、お墓参りは可能です。共同の参拝スペースで手を合わせることができます。
年忌法要や回忌法要については、永代供養なら法事をしなくていいというわけではなく、遺族の希望で個別に執り行うこともできます。ただし、寺院が定期的に合同供養を行うため、遺族が必ず法要をしなければならないわけではありません。
一定期間後の合祀(ごうし)はどうなる?
多くの永代供養では一定期間は個別に供養され、その後に他の方の遺骨と一緒に合祀されます。合祀のタイミングは三回忌、十三回忌、三十三回忌などさまざまです。合祀後は改葬や分骨はできません。
永代供養をするメリット
永代供養には、従来のお墓にはないさまざまなメリットがあります。ここでは、永代供養を選ぶことで得られる主なメリットについて解説します。
お墓の承継者がいなくても安心
永代供養は寺院や霊園が管理と供養を行うため、お墓を継ぐ人がいなくても無縁墓になる心配がありません。少子化や核家族化が進む現代において、承継者の有無を気にせず安心して眠れる場所を確保できます。
子どもや家族に負担を残さない
永代供養ではお墓の掃除や管理を寺院に任せられるため、子どもや家族に墓守の負担をかけません。遠方に住んでいる場合や高齢でお墓参りが難しい場合でも、寺院が適切に管理してくれるので家族の負担を軽減できます。
管理費・維持費の心配が少ない
一般的なお墓では年間管理費が必要ですが、永代供養の場合は契約時に費用を一括で支払うことが多く、その後の維持費がかかりません。長期的な金銭的負担を減らせるため子どもや家族に経済的な心配をかけずに済みます。
寺院が供養を続けてくれる安心感
永代供養では寺院や霊園が定期的に合同供養を執り行ってくれます。遺族がお参りできなくても専門家が丁寧に供養を続けてくれるため、安心できます。
永代供養をするデメリット・注意点
永代供養にはメリットがある一方で、いくつかのデメリットや注意点もあります。後悔しないためにも、事前にしっかりと確認しておきましょう。
一度合祀すると遺骨は戻せない
合祀では遺骨を骨壷から取り出して他の方の遺骨と一緒に埋葬するため、一度合祀されると元に戻すことはできません。後から別のお墓に移したいと思っても改葬や分骨ができないため、契約前によく話し合うことが大切です。
個別のお墓参りができなくなる場合がある
永代供養では個別の墓石がない場合が多く、共同の供養塔や参拝スペースで手を合わせます。故人と向き合ってゆっくりお参りしたい方には物足りなさを感じる可能性があります。個別供養期間のあるプランを選ぶことも検討しましょう。
親族の理解を得る必要がある
永代供養に対して親族の中には抵抗感を持つ方もいます。特に高齢の親族は従来のお墓を望む場合があるため、トラブルを避けるため事前に相談し理解を得ることが重要です。
まとめ
永代供養は、寺院や霊園が遺骨の管理と供養を行う方法で、承継者がいない方や家族に負担をかけたくない方に選ばれています。納骨後は寺院が継続的に供養してくれるため、安心して故人を弔えます。
一方で、一度合祀すると遺骨は戻せないことや、親族の理解が必要なことなど、注意点もあります。メリットとデメリットをよく比較し、家族でしっかりと話し合った上で、後悔のない選択をしましょう。


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